<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 賣炭翁 苦官市也>
<Format: 七言古詩>
<Year: 2010>
<BookName: ビギナーズ・クラシックス中国の古典　白楽天>
<Translator: 下定雅弘>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 炭（すみ）を売（う）る翁（おきな）　宮市（きゅうし）に苦（くる）しむなり >
<BookPage: 37>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
賣炭翁，
伐薪燒炭南山中。
滿面塵灰煙火色，
兩鬢蒼蒼十指黑。
賣炭得錢何所營，
身上衣裳口中食。
可憐身上衣正單，
心憂炭賤願天寒。
夜來城上一尺雪，
曉駕炭車輾冰轍。
牛困人飢日已高，
市南門外泥中歇。
翩翩兩騎來是誰，
黃衣使者白衫兒。
手把文書口稱敕，
迴車叱牛牽向北。
一車炭，
千餘斤，
官使驅將惜不得。
半匹紅紗一丈綾，
繫向牛頭充炭
<End Poem>
<Translation>
炭を売る老人がいる、南山の山奥で木を切り薪にして炭を作っている。
顔中が膨や煙によごれ、髪の毛は白髪まじりで十本の指はまっ黒。
炭を売りお金を手にいれるのは何のため?
もちろん身につける服と口にする食べ物を得るためだ。
きのどくにも身につけているのは単衣の服、
炭の値段が安いのを心配し気候が寒くなればいいなと願っている。
昨日の夜から長安城には雪が一尺も積もった、
明け方炭を積んだ車に乗り氷のついた轍をきしませて城に売りにいく。
牛は疲れじいさんもお腹が減ってもう日は高くのぼっている、
長安の南門の外、雪が溶けた泥の中で休んでいた。
するとカッポカッポと二頭の馬がやってきた、いったい誰だ? 
見れば黄色の服の官官と白い服のにわか役人。
手に文書を持って天子のお達しだとよばわり、
牛にどなりつけて車の向きを変えさせ北の城門の方へひっぱっていった。
車の炭は千斤余り、宮使が駆り立ててもっていくのをどうしようもない。
半疋$約六メートル$の紅いうすぎぬと一丈$約三メートル$のあやぎぬ、
たったそれだけを牛の頭にひっかけてそれが炭の値段だというのだ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
炭を売る老人がいる、南山の山奥で木を切り薪にして炭を作っている。
顔中が膨や煙によごれ、
髪の毛は白髪まじりで十本の指はまっ黒。
炭を売りお金を手にいれるのは何のため?
もちろん身につける服と口にする食べ物を得るためだ。
きのどくにも身につけているのは単衣の服、
炭の値段が安いのを心配し気候が寒くなればいいなと願っている。
昨日の夜から長安城には雪が一尺も積もった、
明け方炭を積んだ車に乗り氷のついた轍をきしませて城に売りにいく。
牛は疲れじいさんもお腹が減ってもう日は高くのぼっている、
長安の南門の外、雪が溶けた泥の中で休んでいた。
するとカッポカッポと二頭の馬がやってきた、いったい誰だ? 
見れば黄色の服の官官と白い服のにわか役人。
手に文書を持って天子のお達しだとよばわり、
牛にどなりつけて車の向きを変えさせ北の城門の方へひっぱっていった。
車の炭は千斤余り、
宮使が駆り立ててもっていくのをどうしようもない。
半疋$約六メートル$の紅いうすぎぬと一丈$約三メートル$のあやぎぬ、
たったそれだけを牛の頭にひっかけてそれが炭の値段だというのだ。
<End Formatted Translation>